小滝橋動物病院 新目白通り第2高度医療センター お電話0359585512
ここでは特徴的な症例について、一部をご紹介いたします。
※手術の写真を掲載しておりますので、苦手な方はご注意ください。
小滝橋動物病院グループ全体の外科症例件数については、>こちらをご参照ください。

「てんかん」の正確な診断

 てんかんは、突然、大脳が過剰な興奮状態になり様々な症状(てんかん発作)を引き起こす慢性脳疾患です。大脳機能(運動、5感の認識・感情など)の全てが症状になりえます。全身のけいれんを起こすこともあれば、顔面の一部のピクピク・よだれ・自動症(特に口に出ることが多い)・体の一部のけいれん・行動の変化など、わかりにくいこともあります。

 てんかんはその原因によって特発性てんかん/原因不明のてんかん、構造的てんかんに分類されます。

 また、てんかんは生涯にわたり治療が必要なケースが多いことから、当センターでは国際基準に沿った正確なてんかん診断を行なっております。脳以外の病気(例:腎不全、肝不全、低血糖、電解質異常など)が発作の原因になることもあるので、まずは詳細な問診と全身のスクリーニング検査(血液検査、レントゲン検査、超音波検査、尿検査など)を行います。問題が無ければMRI検査・脳脊髄液検査を行い、脳腫瘍や脳炎などの脳疾患の確認を行います。さらに脳波検査で特徴的なてんかん性脳波が検出されたら「てんかん」の確定診断となり、治療を開始します。
過剰興奮する大脳領域に応じててんかん発作の症状が変わる
MRI検査装置(HITACHI 1.5T)
脳波計(日本光電社)
てんかんかな?と思ったらまずはご連絡ください。

執筆担当:獣医師 大竹
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